「生嶋が悪いわけじゃないでしょ。普段から片付けてないのが悪いんだ」 「ははっ、それ、先生に言ってやれよ」 部活で学校に来ていた生嶋が、タイミング良く先生につかまって、ここの掃除を頼まれたらしい。 そして生嶋から手伝ってほしいと連絡があった。 なんで生嶋一人?って思ったけど、断る理由もなかった私は、すんなり承諾した。 「…にしても暑すぎるー。溶けるー」 「…溶けるわけねーだろ」 「うるさいな~生嶋~ジュース~」 「自分で買ってこいよ」 「ちぇっ、生嶋のケーチ」