gangな恋 2nd



善は急げ―――なんて言うけど、流石に今日は気持ちの整理がつかない。


いや、整理はついてんだけど、いざとなったら勇気が出ない…。




告白って、どういうタイミングでするもんなの?


てか場所は?いきなり家に押しかけて告白するわけにもいかないし。


私は悶々と頭を悩ませながら、自分の家に帰りついた。




「あら、凛。お帰りなさい」


「あっ…ただいま」


「アザなんて作っちゃって…可愛い顔が台無しじゃない」




洗濯物のカゴを持って、階段を下りてきたお母さん。


無断外泊したあげく、怪我して帰ってきた私に、お母さんは変わらず優しかった。