gangな恋 2nd



「決めたんだね」


「うん、…とりあえず当たって砕けてみようかなって…」


「……砕けはしないだろうけど」


「ん?」


「や、何でもない。ま、頑張れ」


「おうっ!」




そう、私は決めたんだ。


―――和弥に告白する。


振られるだろうけど、当たってみようと思う。


ちゃんと気持ちを伝えれば、またちゃんと笑える気がする。




「で?で?いつ告白すんの?」


「…な、夏休み中…?」


「バカっ!今から行ってこい!」


「ひぃっ…!」