gangな恋 2nd



「凛も青春真っ盛りだねぇ」


「………綾さんに言われたら、反論できない」


「ふふっ、でもとりあえずさ……その和弥って子、シメちゃおっか?」


「え!?シメっ…てえぇ!?」


「やーね。冗談よ、冗談」




綾さんは呑気に笑いながら、コーヒーを口にする。


冗談……って言われても、綾さんが言うと妙に現実的なんだよなぁ…。




「だって、私の可愛い凛に手を出すなんて、百万年早いわ」


「……は、はぁ…」




お母さんもそうだけど、綾さんの冗談は冗談に聞こえないんだよね。


私もコーヒーを飲みながら、やっぱりお母さんと綾さんのコンビは最強だと、一人感心していた。