「クス…久しぶりに恵里菜(エリナ)に会いに来たのよ」 「え?」 「そしたらあんたが夜の街に一人でいるんだもん」 恵里菜―――というのはお母さんの名前。 お母さんの知り合い… 久しぶりの再会… この独特な雰囲気… ただそこに立っているだけなのに、すごい存在感。 私は――― この雰囲気を持つ人を、私は知ってる。 「ま、まさか…」 女の人はまたクスリと笑うと、ゆっくりとサングラスを取った。 「久しぶりね、凛」 「綾(アヤ)さん!!」