gangな恋 2nd



殴ったら、殴り返されて。殴られたら、殴って―――


夜の空き地には、私達の殴り合う音と、荒い息遣いだけが響いていた。




「はぁ、はぁ……なんで分かんないの!?」


「…夏帆に……っ…関係ねーだろ!」




どれくらい殴り合ったんだろうか。


終わりの見えない喧嘩にも、終わりは訪れる。




ドカッ―――




「ぐはっ……」




ドサッ……っと。ついに一人が倒れた。




「はぁ…はぁ……」


「はぁ………くっ…」


「私に…はぁ……勝てるわけねーだろ、夏帆




そう、倒れたのは夏帆。


私は夏帆の横に立ち尽くして、息を整えた。




「……私は…行くから」


「……っ」