gangな恋 2nd



特に合図なんてなかった―――。




ドカッ




「っく…」




ガンッ




「ぅ……っ」




夏帆―――


流石に強いわ。お互い引退した身だけど、夏帆の一発はやはり重い。


喧嘩の修行みたいな形の殴り合いはあったけど、本気の殴り合いは初めてだった。




「凛の……けっこう効くわ…」


「お互い様だろうが」


「私が勝ったら……凛。行かせないからね」




私は殴られた頬を押さえて、少しだけ口角を上げた。




「上等!」