「なぁ……思ったこと言っていいか?」 「うん」 「俺の家は、いつからこいつらの溜まり場になったんだ?」 「……去年のクリスマスくらい、かな?」 土曜の夜。 もう恒例となったREDQUEENと夜龍の集まりは、なぜか和弥の家で行われた。 和弥は「はぁ…」と溜め息をついて、ドカッとソファに腰掛けた。 「つーかここは、イチャつく場じゃねーっての」 そう言って見つめる先には、あのいつものバカップル。 ―――美咲と猛の姿があった。