gangな恋 2nd



終業式の日。


ホームルームが終わると、私は逃げるように学校をあとにした。


誰もいない家に帰ると、いつものように特攻服へと着替えて、今日はどこに行こうか……そんなことを考えていた時だった。




ピンポーン




「………」




こんな時に誰だよ、なんて思いながら私は玄関を開けた。




「夏帆…」




突然の訪問者は夏帆だった。


夏帆は私の格好をじっと見ると、ゆっくりと口を開いた。




「………ちょっと、いい?」