そして月曜日。


制服に着替えたのはいいものの、私はまだ部屋の中から動けずにいた。


『ちゃんと学校行く』なんて言っておきながら、すでにコレだよ。




どれだけ時間が経ったのか、一階からピンポーンとチャイムが鳴る。


そして、ドタドタと階段を駆け上がる音がしたと思うと―――




「凜!!」


「っ!かか、夏帆!?」




部屋のドアが勢いよく開き、夏帆が姿を見せた。