え…? こ…こんにちはって… それだけ? 和弥はいつもの“猫被り和弥”で、颯爽と私達の横を通り過ぎて行った。 「和弥先輩、皆といる時と雰囲気違いますね」 「和弥さん、中学の時もあんな感じだったぜ?…まぁ、俺も初めはギャップに驚いたけど」 和弥の後姿を見ながら美咲達が呟いた。 確かに、学校でのあの爽やかっぷりと、仲間といる時のラフな感じには差がありすぎだよな。 すると、ポケットの中で携帯が震えた。 メールだ。