gangな恋 2nd



美咲の嬉しい言葉に、思わず笑ってしまう。




「わーっ凜さん!笑顔可愛すぎですっ!」


「…は?」


「ついでにこれも〜…えいっ!」


「ちょっ…!?コラ!」






あっさりと眼鏡を取られてしまった。


昼休みと言っても、この場所は他に生徒がいないから…まぁ大丈夫ではあるんだけど。


美咲はニヤニヤ笑いながら、私の眼鏡で遊んでいた。




「おい美咲、あんま調子乗んな。…凜さん。なんか、すみません」


「いいよ、猛。いつものことだし。ありがとね」




いつの間にか傍にいた猛によって、眼鏡は無事に私の手元へ戻ってきた。




ほんと、こんなに礼儀正しいやつが夜龍の総長だなんて驚きだ。




「あっ…」


「…ん?どうした美咲」


「和弥先輩…」