俺は無言のまま歩き去ろうとしたが
どうしても我慢できず思わずくしゃみをしてしまった。




その様子を見てにやりとするあいつ。




「くしゃみしてるじゃないか。




君、あんまりくしゃみをしすぎると…」




奴はまぶたをひくひくさせて
俺を見つめる。






「はずみで神経が切れるかも。
視神経が切れたら失明するよ」