トリプルトラブル【完】

 秀樹はご馳走が気になり、さっきから台所をウロウロしていた。

「え、パパ遅くなるの?」
美紀の受け答えを聞いてガッカリしながらラップを開けて見る。


「秀ニイ! 全く油断も隙もない」

秀樹はとうとう、美紀の怒りをかって其処から追い出されてしまったのだった。

美紀はそれほどガッカリしていた。


美紀はその後へなへなと座り込んでいた。

秀樹と同じようにローテーブルのご馳走を覗く。


(――どうしてなんだろう? 何でママから教えられた料理だけなんだろう?)

美紀は自分の行動が不思議でならなかった。