トリプルトラブル【完】

 正樹は高校へ行き、心配していた校長先生に婚約の報告をした。


「君はまだ若いけど、まさか本当に結婚するとはね。ところで息子さん達は承知してもらえたのかね」

痛い所を突く校長先生。正樹は首を振った。


「こうなりゃ強行突破でもしようかと。式ですが、卒業式の後を予定しています」


「結婚式は卒業式の後か? よし判った。私が何とかしましょう。要するに、式の邪魔をしなければ良いってことだろう? 正式に決まったら連絡してくれたまえ」

校長先生が正樹と美紀の肩を叩く。

正樹は深々と頭を下げた。

美紀も慌てて頭を下げた。