トリプルトラブル【完】

 でも二人は眠ってなんかいなかった。

美紀のことで二人は悶々とした時間を過ごしていたのだった。


二段ベッドの上で、妄想にふける。
此処に美紀が居てくれたらと思う。

今すぐ逢いたくてしょうがない。

抱き締めたくてしょうがない。


でも諦めるよりしょうがないと、二人な本当は思っていたのだった。


美紀の幸せのために……