トリプルトラブル【完】

 でも……
それは執念とでも言うべきか。
未だにバトルを繰り返している三人。


美紀の正樹への本当の気持ちを知りながら、大はそれでも自分に勝ち目があると信じていた。

長年暮らして来て全てを知っている兄弟よりも、ぶがあると思っていたからだ。


でも一向になびかない美紀に、不安を抱くようになっていた。


それでもまだ、美紀に気持ちを伝えようと息巻いていた。


何故好きになったのか解らない。

突然目覚めた恋に戸惑いながら、直樹に打ち明けた。
まさか……
直樹と秀樹がライバルになるなどと予想もしていなかったのだ。


それでも、クリスマスに長尾家に招待されたことが強みになっていた。

正樹に美紀を任されたと思ったからだった。


三人はそれぞれで悩み、そして運命のバレンタインデーを待つことになったのだった。