再びココアの入ったバットに戻し、ガナッシュを転がしながら絡ませる。
「軽くふわっと絡ませる」
美紀は珠希のレシピを忠実に再現した。
そしてやっと、バレンタインデー用トリュフが完成したのだった。
美紀は仏間へ行き、小さなお皿に入ったトリュフチョコを一つ摘み頬張った。
そう……
珠希と半分こするためだった。
「美味しい。流石だね、ママ」
美紀は自分自身で作り上げておきながら、珠希と一緒に調理したと思っていたのだ。
珠希が亡くなって五年。
美紀は未だに珠希の亡霊から解放されないでいたのだった。
「軽くふわっと絡ませる」
美紀は珠希のレシピを忠実に再現した。
そしてやっと、バレンタインデー用トリュフが完成したのだった。
美紀は仏間へ行き、小さなお皿に入ったトリュフチョコを一つ摘み頬張った。
そう……
珠希と半分こするためだった。
「美味しい。流石だね、ママ」
美紀は自分自身で作り上げておきながら、珠希と一緒に調理したと思っていたのだ。
珠希が亡くなって五年。
美紀は未だに珠希の亡霊から解放されないでいたのだった。


