そんな余裕も、度胸も無い三人。
まして正樹を抜きにして、このラブバトルに決着なんてつけられないから。


それで結局、何時もの通り家で過ごすことになる。

美紀の手料理で、家族水入らずで……
でも、公平をきすために正樹の発案で、大も仲間に加わることになった。


正樹は既に……
諦めていた。
いくら美紀が好きでも、珠希の代わりにしてはいけないと思っていたのだ。
だからそんな提案をしたのだった。

正樹は大に賭けていた。

大と美紀の結婚。
本当は、それが一番だと思っていたのだった。