郊外の大邸宅に二人はいた。
警察は二人が尋ねた後、倉庫の奥に眠っていた事件の資料を調べ、被害者宅に電話をしてくれていた。
だから40年前に起きた誘拐事件の事を聞きたいと言ったら、直ぐにOKしてくれのだった。
警察官二人も同席する事になった。
既に時効を迎えた事件だとしても、この管内で起きた事は紛れもない事実だった。
この邸宅の主人は一年前に舌癌の手術を受けた為、会話は全て筆談によるものだった。
――なぜここへ――
スケッチブックにそう書いてある。
正樹はゆっくり話出した。
「私の同級生が、あなたのお子様ではないかと思いまして」
正樹はそう言いながら、施設から借りてきた中学生の結城智恵の写真を差し出した。
「この子がその結城智恵さんです」
主人はその写真を見て顔色を変えた。
警察官を指差し、声にならない声で、アルバムを取って欲しいと懇願した。
ただならぬ気配を感じた警察官は、指し示す先のアルバムを持ってきて主人に渡した。
警察は二人が尋ねた後、倉庫の奥に眠っていた事件の資料を調べ、被害者宅に電話をしてくれていた。
だから40年前に起きた誘拐事件の事を聞きたいと言ったら、直ぐにOKしてくれのだった。
警察官二人も同席する事になった。
既に時効を迎えた事件だとしても、この管内で起きた事は紛れもない事実だった。
この邸宅の主人は一年前に舌癌の手術を受けた為、会話は全て筆談によるものだった。
――なぜここへ――
スケッチブックにそう書いてある。
正樹はゆっくり話出した。
「私の同級生が、あなたのお子様ではないかと思いまして」
正樹はそう言いながら、施設から借りてきた中学生の結城智恵の写真を差し出した。
「この子がその結城智恵さんです」
主人はその写真を見て顔色を変えた。
警察官を指差し、声にならない声で、アルバムを取って欲しいと懇願した。
ただならぬ気配を感じた警察官は、指し示す先のアルバムを持ってきて主人に渡した。


