車は順調に高速走っていた。
「疲れないか?」
後部座席をミラーで確認しながら、正樹が言う。
美紀は寝ていなかった。
「ううん、大丈夫」
そう答えてみた。
でも本当は大丈夫ではなかった。
どうしてもあのチャームに目がいく。
そして仲むつまじい、正樹と珠希の面影と重なる。
あの時のキスが脳裏を離れない。
(――私も……
愛されたい……)
美紀はもがいていた。
自分が何故こんなにも、正樹が好きなのかも知らないままに。
「疲れないか?」
後部座席をミラーで確認しながら、正樹が言う。
美紀は寝ていなかった。
「ううん、大丈夫」
そう答えてみた。
でも本当は大丈夫ではなかった。
どうしてもあのチャームに目がいく。
そして仲むつまじい、正樹と珠希の面影と重なる。
あの時のキスが脳裏を離れない。
(――私も……
愛されたい……)
美紀はもがいていた。
自分が何故こんなにも、正樹が好きなのかも知らないままに。


