「そうか、そうか。そんなにこの名前が気に入ったかぁ。」
狂くんになかなか会えないのは、やっぱり寂しいけど、シュウがいてくれるし、2人と1匹でごろごろデートっていうのも良いよね。
家に着き、ケージやトイレの準備をして、シュウをケージの中に入れてあげた。
そして、私はごはんを作りながら狂くんに電話。
多分バイトは終わってるし。出られるかなー。
『……~♪♪』
『♪♪……只今電話に出ることが……』
なんだ。まだバイトの片付けとかかな。
ふ、と視線を感じた。
が振り返って見ても誰もいない。最近、ホラー小説にハマっちゃってるから、たまにぞくってするんだよね。
独りでブツブツ言いながら、ごはんの支度を進めた。



