私のペットは吸血鬼。


「ひゃ…ぁっ」


また噛まれた。


「お前、まじ調子乗るなよ。昼間は同じ血の量でも夜より体力が早く落ちるんだよ。」


そんなことを言われながら、シュウは片脚を私の脚の間に入れてくる。


「ちょっ」



「なに?嫌なの?
さっきあんなに可愛い声出してたの誰だっけ?」



むかつく。
思い切りむかつく。
あんな声出したくて出してたんじゃないんだから!!!!



「ちょっ、本当もう、大学行くから…」



シュウの身体を押し退けようとすると、彼は驚いた顔でこっちをじっと見た。