「ん~、慣れたんだけど、やっぱ寂しいかな。夜とかは特に。」
「そっか、俺が一緒にいられれば良いんだけど、なかなか難しいしなぁ…。」
むむぅって顔で色々考えてくれる狂くん。そんな顔もかっこいい!!!
なんて言えるわけもなく。恥ずかしいし。
「次はいつデート出来る?」
「今週はバイトと研究があるから、来週末かな。」
「来週末かぁ…。」
「んな顔するなって。」
狂くんの大きな手が私の頭をくしゃっとする。
「んな顔って?」
「早く2人きりになりたいなぁって甘える顔。」
「そっそんな顔してないもん!!!」
「まぁ来週末どこ行きたいか考えとけよ。でさ、寂しいってあれ、猫とか犬とか飼ってみれば?犁愛のマンション、ペット可だろ。」
みたいな会話があって、放課後その足で奈都とペットショップに行ったわけなのです。