やっと力を抜いてくれた。けどまだ腕は掴まれたまま…。 「言ったよな。惚れたって」 真剣な目で言ってくるから、目が離せない…。 惚れた…?私に?いつ…。 記憶を辿ると、いつだったかの委員会終わりに言われた。 「からかわないでください。私はそういう冗談とか嫌いです。」 「冗談じゃねぇよ。俺は、お前が好きだ」 ドクン… 嘘でしょ…?だって、私のこと散々貶して、いじめだって…。