「…俺、奪っちゃおっかなぁ~…?」 「?!」 ザバァッと思わず立ってしまった。 や、やべぇ、タオル巻いてねぇよ! みんながじろじろと見てくる前に湯船にまた浸かる。 「な、何言ってんだよお前。大体、陵、お前の好みだったっけか?アイツ、デブだぞ。」 考え直させようと思って言った。 だけど陵はふはっと笑いながら言ったんだ。 「確かにな。だけど、じゃぁ翔。お前はどうなんだよ?」 っ…言い返せねえ…。 「樋浦、笑うと可愛いよな。てか、元から可愛いとは思うけどさ。体型は別として」