――― 入学式が終わり、クラスに行く。 「じゃぁ、今日からよろしくな!で、学級委員を決めたいんだが…。立候補は?」 ザワザワし始めた。そのとき、一人の男子が言った。 「はいはーい!推薦なんですけどー、樋浦さんがいいと思いまーっす!」 「いいじゃん!特待生様だし?」 ケラケラと下品な笑い声。 はぁ…とため息をつく。 「おい!樋浦に失礼…「分かりました。推薦されたのなら、お引き受け致しましょう。」 ヒュゥ~と口笛が吹かれる。バカにしてなのか歓迎なのか分からない。