数分してから、先生が
「よし、できたぞ」
と言い、女子はみんな即座に群がった。

椅子に座っているのは各クラスの男子と私くらいだ。

あみだクジに名前を書き終わったのか、みんなが席に着く。すると先生が私を見て言った。

「樋浦は、余った場所でいいのか?ていっても、余ったとこしかないが…。」

ちょっ、やっぱさっきの『お前等』の中に私入ってた!?


「よし、当たっても外れても恨みっこナシだぞー。恨むなら自分の運を恨めよー」

そう言って、結果を隠していた紙を外した。

…当たりませんように…。