いじわるだけど好きな人


私は必死に暴れた。
手足をバタバタさせていたら殴られた。

「大人しくしてろ!!」

…そんなこと、できるわけないでしょ…。



私、ヤラれるのかな…。
目を閉じて、頭にある人が浮かんだ。

「…ぱ…い……。先輩っ…!!!」


聞こえるはずないのに、いるはずないのに私は叫んでいた。


そのとき、ドアだろうか。ガチャンと開けられた。