隆平からのメールが届いてから二時間ぐらい経って、もうすぐ終わりの時間。 私は友達に背中を押されながら、自分の居た部屋を出た。 そして一呼吸置いて男子のいる部屋のドアノブに手をかけた。 その時、可愛らしい声に止められた。 「遥香ちゃん、ちょっと良いかな?」 「えっ?良いよ!!」 私を引き止めたのは学校でモテている“奈々子”だった。 小さな体と可愛らしい笑顔。 学年一のマドンナと呼ばれていた。 私は何故そんな子によばれたのか、全然理解できなかった。