私の恋もなんだかんだでもうすぐ一年になる。何の障害もなくって、私にもやっとかなとも思っていた。


生徒会選挙では、落選はしたけどあの人が励ましてくれた。
運動会では、負けちゃったけどあの人と近づけた。



多分、全てのことに私の恋は関係していた。それぐらい私にとって大切な一部だったんだと思う。





友達との会話。


やっぱり心細くて周りの人に話をした。

“隆平”という男の子を好きになったこと。
初恋だということ。



周りの反応はバラバラだった。だけどみんな応援をしてくれたのが救いだった。




「ねぇ、遥香は隆平にチョコあげるんでしょ!?」

「えっ?あーうん。あげよっかな。」