私は嫌なことがあるといじめにあった事を思い出す。
あれは中学一年生の秋。
クラスで嫌われていた女の子がいた。名前は“葉那”。
私は同じ仲良しメンバーだった。
なのにある日、他のメンバーがいきなりその子を避け始めた。そして私も葉那を避けるように命令された。
でも私はどうしても嫌で耐えられなくて、なんとしても仲良し五人のメンバーで居ようとしていた。
そんな時、書写の時間に四人で一つのテーブルに座って下さいと先生に言われた。
いつものメンバーは私に「一緒にやろうね」って言ってくれた。
なのに私はそんなみんなを裏切って、自分から抜けて葉那をメンバーの中に入れた。
私が入るってことは葉那が一人になるっていうこと。
私には葉那が一人で居るところを見ていられるほどの度胸は無かった。
でもその時から私は一人になった。仲の良いメンバーから抜けてしまった。
そしてまた書写の時間。さらに私は追い討ちをかけられた。