心を奪われたお姫様


  私の席は窓側から2列目の前から2番目。


  変な所になったな。


  席に座って携帯をいじっていると、


  うしろから声をかけられた。


  「私桐谷まこよかったら友達にならない?」


  そういって笑うまこちゃんはすっごく美人。


  しばらく見とれていると、


  「お-い、私の顔に何か着いてる?」


  「あっごめん、私 神野愛美」


  「そうなんだ、かわいい名前だね。」


  「そんなことないよっ。まこちゃんも可愛い」


  「まこでいいよっ。」


  「なら私もあみでいいよ。」


  やったさっそく友達ができた。