すきなひと



シャーペンの芯のコーナーはここなのに、
店の中をうろちょろした彩希が戻ってきて

「大ちゃん、いつも使ってる芯ない。
 どうしよう。」

慌ててた。
ふっと笑ってしまいそうだった。
かわいいっていうか、なんていうか。


「違うやつ買えば?」


笑いそうになるのを
堪えてそう言うと、

「え、どうしよう。」

焦りだした。
考えてるようで顔がころころ変わる。


明日どっか買いに行くのかな?
それであったらいやだよな。


「彩希と俺確か一緒だったよな?」

「うん、そうだよ」



入学の後、隣の席だった。
プリントを書こうとしたら
二人してシャーペンの芯きれてて
シャーペンの芯取り出したら
同じでまじでびっくりした。

それで俺らは話せるようになった。

もう3ヶ月も前のことなのか。