「あ……れ?」
期待してドアを開けると誰もいない。
「あれ? どうして?」
「何かあったっけ?」
2人で顔を見合わせて思い出す。
始業式だ……!
時計を見ると、始業式が始まる時刻。
教室を出ようとしていたらマイク特有の音が響いた。
―キィィィン……
『コホン。B組、藤原、森田。早く体育館に来るように』
ヤバいよ!
遅刻しちゃったっ。
柚那と走って体育館のドアを開ける。
―ガラッ
皆の視線が痛い……。
初日から恥掻いちゃったよ。
「あの子、超可愛くね!?」
「横にいる子も超美女!」
あの子……柚那の事か。
柚那、顔真っ赤で涙ぐんでるし。
可愛いな、もう。
「「すみませんでした」」
2人で頭を下げて並ぶ所に向かう。
「……きゃあっ」
何も無い所で派手に転んだ私。
2回目の恥掻いた……。
「「可愛いっ」」
「ふぇ……?」
痛いよぉ……早く並ばなきゃ。
さっきの可愛い、柚那に向かってだよね。
初日から男を虜にしちゃったよ。
それより……どこに並べば良いの?
分からなくてキョロキョロしていたら。
「瑞希……こっち」
言葉と共に手を引かれて列に混じった。
お礼を言おうとして顔を見る。
「瑞咲……ありがとう」
「ハッ。気にすんなって」
私の双子の妹。
―藤原 瑞咲。
私とは正反対のギャル。
見た目は怖いけど、優しいんだ。
私にとって誰よりも近い存在。
多分、両親よりも。
瑞咲と同じクラスか。
まあ、楽しそうだし良いかな。
期待してドアを開けると誰もいない。
「あれ? どうして?」
「何かあったっけ?」
2人で顔を見合わせて思い出す。
始業式だ……!
時計を見ると、始業式が始まる時刻。
教室を出ようとしていたらマイク特有の音が響いた。
―キィィィン……
『コホン。B組、藤原、森田。早く体育館に来るように』
ヤバいよ!
遅刻しちゃったっ。
柚那と走って体育館のドアを開ける。
―ガラッ
皆の視線が痛い……。
初日から恥掻いちゃったよ。
「あの子、超可愛くね!?」
「横にいる子も超美女!」
あの子……柚那の事か。
柚那、顔真っ赤で涙ぐんでるし。
可愛いな、もう。
「「すみませんでした」」
2人で頭を下げて並ぶ所に向かう。
「……きゃあっ」
何も無い所で派手に転んだ私。
2回目の恥掻いた……。
「「可愛いっ」」
「ふぇ……?」
痛いよぉ……早く並ばなきゃ。
さっきの可愛い、柚那に向かってだよね。
初日から男を虜にしちゃったよ。
それより……どこに並べば良いの?
分からなくてキョロキョロしていたら。
「瑞希……こっち」
言葉と共に手を引かれて列に混じった。
お礼を言おうとして顔を見る。
「瑞咲……ありがとう」
「ハッ。気にすんなって」
私の双子の妹。
―藤原 瑞咲。
私とは正反対のギャル。
見た目は怖いけど、優しいんだ。
私にとって誰よりも近い存在。
多分、両親よりも。
瑞咲と同じクラスか。
まあ、楽しそうだし良いかな。
