「あんなのただ顔がいいだけじゃん」


「むかつく〜そんな事言えるのは綾だけだよ〜」


「もぉ〜この話はおしまい!練習しようよ」


「もぉ〜綾ったらすぐ話し逸らすんだから!ねぇそれよりさぁ、前髪切らないの〜?」


「切んないの!」


昔から人見知りで人の顔を見れないあたしは長い前髪で顔を隠してる


「鬱陶しくない?」


「いいの!」


「い〜よね、綾は美人さんで可愛かったらぁ。あたしも美人だったらなぁ〜…」

「また振られたの?」


「またとか言うなぁ!」


「あはは。ごめん。で、今度はなに?」



「浮気されたぁ〜…慰めてぇ」



あたしを抱きしめながら半泣きの親友


「今日、あたしん家おいでよ」


「ありがと〜綾大好き!」

そんな可愛い親友を見てたら






遠くから視線を感じ、視線のする方を見ると


目が合った


視線を送り付けてきたのは

甘夏 恋汰 通称:甘味王子