「今日は本当に楽しかった。
琴子ちゃん本当にありがとう。こんな日がくるとは思ってもなかった。
絶対にお母さんのことを幸せにするから。琴子ちゃんのことも本当の娘のように大事にするから」
川北さんがまっすぐに私を見る。
この人、本当に母のことが好きなんだ。
こんなにまっすぐな目。
「…」
私は、うなづいた。
隣に座る母が涙を拭っていた。
母にだって幸せになる権利はある。
ずっと一人で頑張ってきた母だって身を寄せたくなる人ができた。
この人だったら母のことを幸せにしてくれる。
なんとなくそう感じた。
私は、これから母の幸せを見守っていく。
今まで一生懸命私のことを育ててくれた恩返し。
「航也、車できてるんだよな、琴子ちゃんのこと送ってくれないか。
琴子ちゃん、もう少しだけお母さんのこと借りるね」
「大丈夫です、一人で帰れます」
「だめ、こんな遅くに一人で帰るなんて心配だ。
航也とも本当の兄妹のようになってほしいから今日は私の言うことを聞いてほしい」
「…はい…」
ここまで言われたら断ることなんてできない。
どうしよう。
航也さんと二人っきり。
気まずいよ。
航也さんだって、私と二人っきりなんて。
琴子ちゃん本当にありがとう。こんな日がくるとは思ってもなかった。
絶対にお母さんのことを幸せにするから。琴子ちゃんのことも本当の娘のように大事にするから」
川北さんがまっすぐに私を見る。
この人、本当に母のことが好きなんだ。
こんなにまっすぐな目。
「…」
私は、うなづいた。
隣に座る母が涙を拭っていた。
母にだって幸せになる権利はある。
ずっと一人で頑張ってきた母だって身を寄せたくなる人ができた。
この人だったら母のことを幸せにしてくれる。
なんとなくそう感じた。
私は、これから母の幸せを見守っていく。
今まで一生懸命私のことを育ててくれた恩返し。
「航也、車できてるんだよな、琴子ちゃんのこと送ってくれないか。
琴子ちゃん、もう少しだけお母さんのこと借りるね」
「大丈夫です、一人で帰れます」
「だめ、こんな遅くに一人で帰るなんて心配だ。
航也とも本当の兄妹のようになってほしいから今日は私の言うことを聞いてほしい」
「…はい…」
ここまで言われたら断ることなんてできない。
どうしよう。
航也さんと二人っきり。
気まずいよ。
航也さんだって、私と二人っきりなんて。

