航也さん(?)は川北さんの隣に座る。
まだ私に気づいてない様子。
いくらなんでも私のこと覚えてるよね。
「こちらが有希さんの娘さんの琴子ちゃん」
川北さんに紹介され、航也さんが私を見る。
「…」
航也さんの動きが一瞬止まったのがわかった。
気づいた。
「航也、あいさつしないのか?女子高生に緊張してるのか?」
川北さんは茶化すように言う。
何も知らないから。
「あの、咲田琴子です。初めまして。
えっと、17歳で高校2年生です。よろしくお願いします」
私は、自分から自己紹介をした。
母と川北さんには私が航也さんに恋をしていたなんて知られたくない。
きっと航也さんも同じ。
「あの、川北航也です27歳で父とは違う建設会社に勤めています。
よろしくお願いします」
なんだかぎこちない言い方。
「航也でも緊張するんだな。
これから家族同然になるんだから琴子ちゃんよろしくね」
川北さんが私に笑顔を向ける。
「航也くんもよろしくね。
琴子、昔はよくお兄ちゃんがほしいって言ってたからよかったね」
母は、私の状況も知らずに余計なことを言う。
私は、愛想笑いしかできなかった。
まだ私に気づいてない様子。
いくらなんでも私のこと覚えてるよね。
「こちらが有希さんの娘さんの琴子ちゃん」
川北さんに紹介され、航也さんが私を見る。
「…」
航也さんの動きが一瞬止まったのがわかった。
気づいた。
「航也、あいさつしないのか?女子高生に緊張してるのか?」
川北さんは茶化すように言う。
何も知らないから。
「あの、咲田琴子です。初めまして。
えっと、17歳で高校2年生です。よろしくお願いします」
私は、自分から自己紹介をした。
母と川北さんには私が航也さんに恋をしていたなんて知られたくない。
きっと航也さんも同じ。
「あの、川北航也です27歳で父とは違う建設会社に勤めています。
よろしくお願いします」
なんだかぎこちない言い方。
「航也でも緊張するんだな。
これから家族同然になるんだから琴子ちゃんよろしくね」
川北さんが私に笑顔を向ける。
「航也くんもよろしくね。
琴子、昔はよくお兄ちゃんがほしいって言ってたからよかったね」
母は、私の状況も知らずに余計なことを言う。
私は、愛想笑いしかできなかった。

