「大丈夫です」
「それならよかった」
この人は、私の告白をわかってないのかな。
それならそれでいい。
告白はなかったことに、今まで通りの片思いでいい。
私の1番の願いだから。
この人に片思いのままで十分。
それに、こんなに話ができたんだもん。
1年間片思いしてきた成果かな。
「それじゃ、仕事あるから」
そう言ってその人は、改札に向かおうとする。
私は、もう一つだけ欲張りなことをしたい。
「すいません」
その人は、振り返る。
「あのー、名前教えてください」
このくらいいいよね。
「川北航也」
「ありがとうございます」
私は、大きな声でお礼を言った。
川北さんは、クスクス笑いながら改札の外へ出て行った。
私は、いつものように背中をずっと見つめている。
「それならよかった」
この人は、私の告白をわかってないのかな。
それならそれでいい。
告白はなかったことに、今まで通りの片思いでいい。
私の1番の願いだから。
この人に片思いのままで十分。
それに、こんなに話ができたんだもん。
1年間片思いしてきた成果かな。
「それじゃ、仕事あるから」
そう言ってその人は、改札に向かおうとする。
私は、もう一つだけ欲張りなことをしたい。
「すいません」
その人は、振り返る。
「あのー、名前教えてください」
このくらいいいよね。
「川北航也」
「ありがとうございます」
私は、大きな声でお礼を言った。
川北さんは、クスクス笑いながら改札の外へ出て行った。
私は、いつものように背中をずっと見つめている。

