片付けが終わり私はリビングのソファーに座る。
「あっ」
ソファーに黒いマフラーが置かれていた。
航也さんのマフラーだ。
私は、母が見ていないのを確認しマフラーを持ち、自分の部屋に向かう。
自分の部屋で、マフラーをきれいにたたみなおす。
肌触りのいいマフラー。
「…」
私は、じっとマフラーを見る。
航也さんがしていたマフラー。
なんだかドキドキする。
だめだめ。
マフラーだけでこんなにドキドキするなんて…。
重症…。
慌ててマフラーを紙袋に入れる。
月曜日に電車で渡せばいいか。
いや、もしかしたら忘れていないか母に電話がかかってくるかもしれない。
それだったら、私が持っているのも変。
でも、もうすでにここに持ってきちゃったし。
そうだ、私が電話したらいいんだよね。
マフラー忘れているから、月曜日に渡しますって。
でも、ちょっと待って。
航也さんに会うことを極力控えるって自分で決めたのに、いきなり破るの?
「あっ」
ソファーに黒いマフラーが置かれていた。
航也さんのマフラーだ。
私は、母が見ていないのを確認しマフラーを持ち、自分の部屋に向かう。
自分の部屋で、マフラーをきれいにたたみなおす。
肌触りのいいマフラー。
「…」
私は、じっとマフラーを見る。
航也さんがしていたマフラー。
なんだかドキドキする。
だめだめ。
マフラーだけでこんなにドキドキするなんて…。
重症…。
慌ててマフラーを紙袋に入れる。
月曜日に電車で渡せばいいか。
いや、もしかしたら忘れていないか母に電話がかかってくるかもしれない。
それだったら、私が持っているのも変。
でも、もうすでにここに持ってきちゃったし。
そうだ、私が電話したらいいんだよね。
マフラー忘れているから、月曜日に渡しますって。
でも、ちょっと待って。
航也さんに会うことを極力控えるって自分で決めたのに、いきなり破るの?

