次の日、昨日と同じ電車に乗った。
「…」
電車の中に航也さんの姿を見つけた。
航也さんも私を見つけ、笑顔を見せる。
いつもなら向こう側のドアの方にいるのに、今日は電車の真ん中あたりにいた。
私のため?
「おはよう」
「おはようございます」
小さな声であいさつをする。
昨日みたいに向き合っていないけど、体は触れ合うくらいの近さ。
私は、ずっとうつむいていた。
顔を上げると目が合うから。
航也さんは、いつものように小説を読まなかった。
電車は終着駅に着く。
ホームを航也さんと並んで歩く。
やっぱり毎日こんなことしない方がいいよ。
私は、隣を歩く航也さんを見る。
航也さんも私の視線に気づきこっちを見る。
私は、あわてて視線をそらす。
…こんなにドキドキするのに。
好きって気持ちが大好きになっちゃう。
でも、自分でセーブしないとって決めたんだから。
「川北さん、やっぱり明日からは違う電車に乗ります。
もう大丈夫だから」
「…琴子ちゃんには時間の早い電車に乗ってもらってるのは悪いって思ってるけど、心配だから」
「でも…、こんな毎朝女子高生と歩いてるのを職場の人にみられたら川北さんに迷惑をかけてしまいます」
航也さんはびっくりしたように笑う。
「そんな心配はいいよ、親戚だっていえばすむことだから」
「…」
電車の中に航也さんの姿を見つけた。
航也さんも私を見つけ、笑顔を見せる。
いつもなら向こう側のドアの方にいるのに、今日は電車の真ん中あたりにいた。
私のため?
「おはよう」
「おはようございます」
小さな声であいさつをする。
昨日みたいに向き合っていないけど、体は触れ合うくらいの近さ。
私は、ずっとうつむいていた。
顔を上げると目が合うから。
航也さんは、いつものように小説を読まなかった。
電車は終着駅に着く。
ホームを航也さんと並んで歩く。
やっぱり毎日こんなことしない方がいいよ。
私は、隣を歩く航也さんを見る。
航也さんも私の視線に気づきこっちを見る。
私は、あわてて視線をそらす。
…こんなにドキドキするのに。
好きって気持ちが大好きになっちゃう。
でも、自分でセーブしないとって決めたんだから。
「川北さん、やっぱり明日からは違う電車に乗ります。
もう大丈夫だから」
「…琴子ちゃんには時間の早い電車に乗ってもらってるのは悪いって思ってるけど、心配だから」
「でも…、こんな毎朝女子高生と歩いてるのを職場の人にみられたら川北さんに迷惑をかけてしまいます」
航也さんはびっくりしたように笑う。
「そんな心配はいいよ、親戚だっていえばすむことだから」

