「君は何で私を呼んだのかな?」
「サウンドセラピーで大切な人を奪われるのを防ぐためです。その為に寺島さんの力が必要なんです」
「大切な人が殺されるのを誰か、何で殺すのかを調べる為だね?」
俺は頷いた。
「今、ダウロードが始まってる人は誰かな?」
「さっき俺の隣にいた人です、井上と言います」
「やはり女子か…」
寺島がため息をした。
「君はどこまでサウンドセラピーの事知ってるのかい?」
「まず、楽器を習ってる人、やってる人がダウロード通知を通して10日後に死ぬと言うこと、その相手先は絶対に親友かとにかく大事にしてる人…」

