「ハルカ…?大丈夫??」
「お~ぃ!ハルカちゃん!!」
「伊藤君!」
俺はまだ死ねない。
俺は貴女を見つけるまで死なない。
大切な人の命を貴女に取られない為に俺は負けない…
「ハルカ起きた!!」
玲がいきなり俺に抱きついてきた。
「陸…俺…」
俺は保健室にいた。
倒れた原因は貧血。
今の時期にしては可笑しいけど…
「俺らがいる限りハルカは大丈夫さ!!もう少し休んどけ!!働き過ぎだ!!!」
俺は陸に無理やりまた寝かせられた。
陸…俺、お前に腐れ縁とか言ったよな?
ゴメンな??
お前は本当に大事な親友だな。
やっとお前の優しさが分かった。

