俺は寝た。
もう次の日に、期待をしても良いだろう。
そう思って俺は夢の中に入った。
朝は早かった。
もう少し時間が欲しかったかも…
「ハルカ!!学校だよ!!!」
玲の声が聞こえる。
学校に行く前に寄るとは、何と迷惑な……!
「玲、朝から煩い!早く学校行けよ!!」
━━ドクンッ━━……
心臓の辺りがいたい…
「ハルカ?大丈夫??」
俺の異変に気付いた玲が心配して言った。
「大丈夫…眠いだけ、ほら行くぞ!!」
俺は一人スタスタ歩いていった。
「ねぇハルカ、サナの事なんだけど…」
玲が暗そうな顔で話してきた。

