母さんの姿が見えなくなった後、俺は病室へ向かった。
「遅くなったな…」
「お帰り!」
玲は元気に言った。
陸は何処か悲しい表情を浮かべていた。
「なぁハルカ、俺何か色々…」
陸が何を言いたいのか分かった。
きっと涙に体を操られた時の事だろう。
「心配すんな、陸が悪い訳じゃ無いんだし!」
俺は元気の無い陸の肩をポンッと叩いた。
「クスッ…」
陸が笑った。
「何だよ!?」
聞いた俺に陸はいつもの調子になった。
「ハルカちゃん…超優しくなったね!」
「…一発殴るか?」
俺と陸の会話に玲が爆笑した。
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