陸はいきなり玲にカッターを向けた。 「邪魔なんだよ…」 「何言ってるの…?!」 「涙なのね!!」 井上は涙の声に気付いた 「良く分かったね、肉体だけ使わせて貰ってるよ」 陸は口元だけ笑った。 「…嘘でしょ?」 玲は目を大きく見開いてる。 そして陸の腕を掴んだ。 「陸!アンタが何やってるか分かってる?!」 「ハルカにも言ったけど、彼は私が操作してるの… 庇うと死ぬ羽目になるよ」 陸は玲を蹴り飛ばし、玲はトイレの壁にグッタリと倒れた。