「私のピアノのサウンドセラピーが何処から発信されたか分からなきゃ意味無いよ…」
陸は俺の体に傷つける事を辞めた。
恐らく、俺の生命力の強さに涙は呆れたのだろう。
「陸!ハルカ…何してるの!!」
玲と井上が息を切らせながらやってきた。
「邪魔者が来たね…」
涙の声で笑う陸は立ち上がり、女子二人に近づいた。
逃げろと言いたい…
でも俺は体が動かせられない。
声を出す力さえ無い。
あの二人には何も陸の事が分からない。
「陸、どうしたの?カッターとかもって…」
玲は密かに危険を感じていた。
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