Ⅹ#Sound.t.DL


「どう?ゆっくりと血が無くなっていく感じは?」


陸の姿で喋る涙の声が怖かった。


「貴方の心臓を弄っても時間の無駄だったから、血が無くなればいつかは死ぬよね?」


「…どうせなら速く殺しせば良いだろ…!」


陸の顔は冷たい表情で涙の声で笑う。



「貴方の苦しめ所を見るのも悪くないかなって思って…」



陸は切れた俺の腕を力強く握った。

その痛みは我慢限界を越える。

意識が無くなりそうだ…



「…私の弟にならなきゃよかったのにね?」