陸はいきなり俺を倒してきた。 「まず死ぬか指を切るか?どっちが良い?」 陸は涙の遺体の近くにある段ボールカッターを手に取り、俺の顔の近くに付きだしてきた。 「陸!お前が何をやってるか分かってるのか!!」 俺は叫んだ。 目の光を失った陸に叫んだ。 「無理だよ…貴方は私の為に死ぬの」 カッターは勢いよく俺の指を切ろうとした。 「…あぁぁぁ!!!…」 人差し指が僅かに切れて血が吹き出した。 でも完全に切断には至らない。 陸が技と外したのか?