自分の首を触れば締め付けてたのは陸だった。 「陸!何でお前が…!」 「馬鹿ね、私は彼を操る事が出来るのよ?何故なら貴方の大事な友達だから…」 「俺も大事な人に殺されろって事か…!」 「そうよ、そうすれば貴方の指は貰える。天国でもピアノが弾けるわ…」 締め付けられてる首は次第に苦しくなっていく。 「…陸、辞めろ…」 涙は冷笑する。 「彼に何を言ったって無駄…聞こえないから。」 俺は思いっきり陸の脛を蹴り飛ばした。